保育者特性検査（NTI検査）

ＮＴＩ検査は発達教育の専門家が開発した保育士に特化した検査です。

保育士の「質」が見えたら、指導・配置・採用がやりやすい

私たちは、社会人として多くの人との生活をしています。
とくに職業として、人を対象とする教育・指導、支援などの仕事（子どもの保育や教育、病院の看護、高齢者の介護など）を際に、自分の性質についての主観的な思い込みによって行動していないでしょうか。
この検査は、人との社会的な場面に現れる自分の特性を客観的に知るためのものです。
自分を客観的に知ることにより、長所をうまく活かし、足りないところは努力できるように啓発するためのものです。
（著者のことばより）

ＮＴＩ検査の特徴

保育者としての特性を7つの側面から知ることができる
情緒的受容性・思考的繊細性・行動的積極性の3因子を評価できる
信頼性・同質性・妥当性の高い検査
検査項目数が少なく、被検者の負担が少ない
7つの側面を5段階評価できる
採点しやすい
検査結果をレーダーチャートで表すことが容易にできる

7つの尺度から客観的に知ることができる

愛他性	自分の損得に関係なく相手のために行動する傾向、すなわち、見返りを求めないで相手の利益になること、相手が喜ぶこと、相手のためになること、役に立つことに労を惜しまず行動する傾向を表します。
共感性	人の感情や気持ちを自分のことのように感じ、人に同情的で、人の気持ちを大切にし、情緒的に受容的であり、人との情緒的コミュニケーションを形成しやすいといった傾向を表します。
論理的思考性	物事を多面的、論理的に考え、客観的に理解しようと努力する傾向。自分の主観や感情で判断するのではなく、事実や論理、普遍的な基準に照らし合わせて物事を認識しようとする傾向を表します。
気働き	人の様子やちょっとした変化からも、心の状態、気持ちなどを察してきめ細やかな気遣いをする傾向。相手の状態を繊細に感じ取ってそれに対応できる傾向を表します。
社交性	人と気軽に交わり、対人関係に積極的で広く人々と交流する傾向が強い。人当たりがよく、気さくで相手を緊張させないといった傾向を表します。心のエネルギーが社会的な方向に向かう傾向を表します。
行動力	物事に自主的、積極的に取り組む傾向で、よいと思ったことは、人の様子を気にしたり、躊躇したりしないで実行する傾向を示します。また、問題解決に能動的、実力があるといった傾向を表します。
養育性	子どもや若い人たちに対して、よく世話をしたり、援助したりすることに労を惜しまない。また、その人たちの成長を喜ぶ気持ちが強い傾向を表します。