YG性格検査は心理学的根拠に基づいた信頼性の高い性格検査です。人材の適材適所のための活用方法をご紹介します。

YG性格検査は型判定だけで判断するのは危険です

YG性格検査を実施すると大きく5つの型(A型・B型・C型・D型・E型)に判定できます。
しかし、その人を判断するのに、この型だけで判定するのは危険です。

判定はプロフィール表(グラフ)から読み解く

先日も、弊社に診断依頼をされたお客様から問い合わせがありました。

問い合わせ内容は
「型判定はD型(積極的安定タイプ)となっているのに、適職判定では リーダーと管理者の適性が5段階判定で『1』しかないのはどうしてか」と言うことでした。

確かに型判定では積極的安定タイプのD型となっています。このタイプは情緒が安定し、社会適応性があるタイプを指しています。
しかし、必ずしも型判定=D型の人がリーダーシップをとるわけではありません。D型の中にも消極的な人も多くいます。
リーダーシップのある管理者向きの人をお探しなら、プロフィール表(グラフ)から判定していただく必要があります。

リーダーシップのある人とは

■ 積極的な人
積極性・消極性は、12個の因子のうち「Ag」の位置から判ります。

■ 行動力のある人
気持ちは積極的でも行動を伴わない人もいます。
これは因子Agと因子Gの位置関係から判ります。

■ 行動特性を見る
プロフィール表から計画性のある人・ない人を読み取ります。行動特性が 熟慮型・果断型・順応型・衝動型 のいずれであるかが判定基準です。これはプロフィール表の因子G、因子R、因子Tの位置関係から判ります。


順応型や衝動型の人はリーダーシップを取ることや管理することには向きません。
YG性格検査の判定結果がD型の人の中にも順応型、衝動型の人がいます。採用・配属には注意してください。

型判定にとどまらず、因子をよく見ることによって、その人物像がより鮮明に浮かび上がってきます。

(長谷川好宏著 「YGテスト入門」より)

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書籍「YGテスト入門」
で詳しく解説しています。

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